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2007年1月28日 (日)

17冊目 真実の剣シリーズ「魔教の黙示」4

真実の剣シリーズ「魔教の黙示」の4巻目-希望の消えた町-(テリーグッドカインド)を最近読み終わりましたので、感想などを・・・。

評価:星4つ ★★★★ (なんかアマゾンに変わって画像が小さくなりましたね・・)

「魔教の黙示」の1巻でようやく回復したカーランでしたが、闇の信徒で「死の女主人」と呼ばれているニッキに呪文をかけられ、カーランの生殺与奪はニッキに握られてしまいます。 そのニッキリチャードを脅迫して言ったことが、自分を妻として魔法は一切使わずに守ること・・・。

何を考えているのか分からないニッキに連れられ、二人は旧世界を旅し、ようやくジャガンの故郷へたどり着きます。

ここからが4巻の話になる訳ですが、話として本筋と違う、しかもダーラの王にまでなったリチャードが惨めに農民出身として暮らしていく陰鬱な話しかと思って読んでいたのですが、意外なことに至高秩序団の綻びが見えてきて、絶体絶命(毎回のことですが・・)の新世界を救える一筋の光が見えてきた感じです。

しかし、至高秩序団のやり方・・・すべての人が公平に、働く人もそうでない人も・・・って、社会主義の悪い部分を取り出しているんでしょうか? ニッキリチャードはその弊害を目の当たりにします。

ニッキにしてみれば、リチャードに至高秩序団の素晴らしさを知って欲しかったのでしょうが、現実は厳しく、住民の暮らしは貧困と怠惰にまみれています。 せっかく作られた材料・原料なども公平という概念で必要なところに分配されにくくなっています。 なんか、崩壊前のソ連で食料が足りない人がいる一方で、大量のジャガイモなどが供給されないまま腐るに任されている現場のテレビの報道を思い出してしまいました。

そんな中、リチャードは逆境にめげずに周りを改善していきます。 自分の求めるものではなく、相手の求めるもので交渉していくことが大事ということでしょうか。 2・3巻ではカーラン側での戦争のシーンに光が当てられ、リチャードの話は退屈なものでしたが、今回は割りと読ませるものになっています。

建設中のジャガンの宮殿に隠された秘密があることも分かり、魔道士(ウイザード)と別に、呪術士(ソーサラー)が存在するということも語られます。

巻の最後ではまたリチャードがピンチに! ニッキの恋はどうなってしまうのか!(笑

次回も楽しみです。

関連リンク(ブログ内) 

10冊目 魔道士の掟

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